勝鬨橋

場所 中央区築地6丁目−勝どき1丁目
長さ 246m
22m
形式  
最初の架橋 1940年(昭和15年)
現在の架橋 1940年(昭和15年)
隅田川で一番下流にある橋です。かつて橋が開くということで東京の名所のひとつでした。勝鬨橋の名前の由来は、それ以前そこにあった勝鬨の渡しから来ているといいます。またその勝鬨という言葉は日露戦争の勝利を記念してつけられたそうです。勝鬨の渡しは、明治時代、当時の京橋区役所が、手漕ぎ船で渡したのがはじまりです。その後汽船に改められ、多くの労働者たちの通勤に利用されていました。 ここに橋をかける計画は、明治末からあったのですが、さまざまな事情から完成まで20年もかかっています。また、隅田川のこの辺りは、多くの倉庫群がひかえ、多数の汽船が航行していたので、ふつうの橋は架設できませんでした。そこで斜め上にはね上がる、二葉跳開橋の実現となった訳です。電力を使って七十秒で開閉し、一日五回、二十分間ずつ開いていましたが、大型船が少なくなったため、現在は開閉は行われていません。