下町探偵団ロゴ万談ロゴ下町探偵団ハンコ
東京下町Sエリアに関連のある掲示板、コラム・エッセイなどのページ
 トップぶらりグルメくらしイベント交通万談 リンク 

 
第7回『食べる・買う・鳥越神社界隈』 2004/9/22
絵をクリックすると拡大版がご覧になれます

絵の拡大版はこちら
コロッケ、お味噌、魚、大學芋、佃煮、もちろん野菜、それからおかず横丁の真ん中あたりにはお休みどころがあって(無料)、丸テーブルが二つに椅子が10脚。おかず横丁でおかずを買ってそこで休みながら食べられるようになっています。
お味噌屋さんに珍しい岐阜県高山市の味噌があったので買いました。めしどろぼうという赤カブのお新香も。これ好き。
土曜日の午後でしたが、半分はもともと営業をしていないのか店を閉めていて、残念ながらおかず横丁はひっそりしていました。二本ばかり裏に入った所にスーパーマーケットがありましたが、その前には自転車がいっぱいあって、やっぱりなぁって思ったのは私だけではないと思います。買い物籠を下げて一軒一軒豆腐屋肉屋と回った昔がよかったんじゃなくて、それが不便だっただけ。他になかったからそうしていたんだ、と主婦の端くれの私はそう思います。なんでも一度に買えるスーパーがあったら行く。おかず横丁は今後は『おかずビル』でしょ!みんなで一つのビルに入って、レジも一箇所にするくらいの便利さにしないとなぁ。まっ、余計なことですけど。

★これがマロニエ
さてこれからマロニエ通りというところを歩いて、JRのガードをくぐって左衛門橋を渡って横山町の問屋街に向かいます。鳥越神社の前を上野のほうに向かって歩きます。二つ目の信号「鳥越二丁目」を左に曲がります。ここからは一直線。左側に都立忍ヶ丘高校跡地(現在は墨田区堤にあります)や、旧柳北小学校が見えてきます。
絵の拡大版はこちら
このあたりの道路をマロニエ通りと言います。マロニエと言えばフランスが本場ですが、ここがそれを街路樹にしたのには訳が……、実は旧柳北小学校跡地にフランスの学校である「リセ・コレージュ フランコ‐ジャポネ 柳北校」が移転してくるということで、フランスをイメージして街路樹をマロニエにということのようです。だからって町全体が特にフランスのような趣に力を入れているところは見当たりませんでしたが、マロニエの花の咲くころに歩いていただければ少しはフランスを味わえるのかもしれません。
旧柳北小学校は一般の人の体育施設にも開放されているようで、汗を流すおじさんたちはいましたが、特にフランス人の方はお見かけしませんでしたね。
前方にJRのガード。くぐります。超えてすぐのところに「SILVER SHOP」。
男の子のごっついネックレスや女の子のかわいいチェーン。指輪もピアスも安い。卸の値段だそうです。デパートに比べると半値。
左衛門橋を渡ります。下を流れるのは、♪あなたはモォお、忘れたかしら、の神田川です。井の頭公園から発して都内を延々と流れてここに来ています。あと橋を二つくぐって隅田川に流れ込んでいきます。この辺りは河口に近いので屋形船や釣り船がたくさん係留されています。たみおさんが左衛門橋で立ち止まりました。いいネェ、ここ一枚描こう。立ったまま、サラサラサラサラ……絵を描く手を休めず、たみおさんゆったりと発言「アッ!おれ消しゴム忘れちゃった!」。
すごい。今回の絵っせんすは一つの線の描き直しもない作品です。

★なんと問屋街にかの有名な「GODIVA」が。
左衛門橋を渡って見えてきた大通りが靖国通りです。渡ります。渡って左に、一本目の道を右に。日本橋馬喰町1−13という住所標識が見えます。
絵の拡大版はこちら
この奥には馬喰町とか横山町の問屋街があります。馬喰町は読んで字のとおり馬に関係しますが、元は馬の良し悪しを鑑定する博労(ばくろう)の頭が住んでいたところで、何故ここに博労が住んだかというと、初音の馬場というのがこの辺りにあって、合戦の馬ぞろえが行われていたんですね。で、馬を買ったり売たりする人がここに集まって、その集まってきた人たちに宿屋を提供したり身の回りの品物を売る店が集中したりするようになった……そうです。馬に用のない人でも江戸に集まる人はこのあたりの宿屋に泊まるようになります。身の回りの品物を売る店はますます増えて、博労はやがて馬喰町と名を変えて現在に至ります。
さて問屋街に入ってきました。ひとまず見渡せるのは「エトワール海渡」の看板ばかり。あっち向いてもこっち向いても「エトワール海渡」「エトワール海渡」。
左側に「カンダ手芸株式会社」。女性のお客さんばかり。今流行しているビーズも卸値で小売可能です。会員になれば一日講習会でビーズ作り、カントリードール作り、手まり作りなどがあるようです。
次の路地の角になにやらシャレた店があるようでいって見ましたら、何と「GODIVA」。なんで問屋街にと?(もしかしたら問屋街は仕入れに来る人も働く人も女性が多い?)。
絵の拡大版はこちら
エトワール海渡の看板の波の中に意表をつくようにあるので驚きました。おいしいですけどお高くて、バレンタインデーには本命の方にしか渡らないGODIVAです。入ります。
ケーキと珈琲とで1500円。チョコレートだけでなくドラジェも。ブライダルのためのマリアージュハートなんてチョコレート4粒で2100円。卒倒シソウ。GODIVAをいただいたら空き箱だって大事にしたくなる気持ちワ・カ・ル。いつか豪華にお茶したい!と密かに決心して見学だけしてお店を出ました(涙)。
GODIVAの前から左のほうを見渡すと問屋街の入り口が見えます。
問屋街でも小売をしてくれるお店はあります。車も進入してきますし、荷物を積んだ台車も行き交いますし、人も忙しそうに歩いています。でもいろいろなお店があって楽しいです。周りに気をつけながら歩いてみてください。アクセサリー・生地・帽子・タオル・文房具・ボタン・手芸糸……駄目なお店は「小売いたしません」という看板が出ていますから、そこには入れませんが、そうでないお店も結構あります。問屋街ですから事実お安いです。
では今日はこの辺で。
そうそう、帰途は都営新宿線「馬喰横山町」・都営浅草線・JR線「東日本橋」まで5分ほど。JR総武線「浅草橋」まで10分ほどです。
次回は12月頃です。両国を歩きたいかなと思っています。再見!
<<前のページへ

江東区、墨田区、中央区、台東区のネットワークサイト