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元さんのとっておき
■第95回『わんぱく相撲と青年会議所』
06年06月01日
毎年、「わんぱく相撲」という小学生を対象とした相撲大会が日本各地で開かれています。
東京の場合、もうほとんど今年は終わっちゃいましたが、まず区や市で地域大会が行われます。
そして成績優秀者は東京都大会に出場できます。ちなみに去年は富岡八幡宮で開かれたんですよ。今年は6月18日に浅草寺で開かれるそうです。
そしてその後は毎年7月頃、両国の国技館で全国大会が開かれます。
まあ、けっこう大掛かりな大会ですよね。
このわんぱく相撲の江東区大会に実行委員としてこの何ヶ月間か関わってきました。

この大会、子供の相撲大会だからといってなかなか馬鹿にはできないですよ。小学生といっても上位になってくると目を見張るような白熱した試合を見せてくれます。
これがみんな強いんですよ。そんじょそこらの大人となら負けないかもしれません。
なぜそう思うかというと・・・
大会当日は、進行の都合上時間帯によっては時間を持て余す子が出てきちゃうんですね。それで私の場合、ベーゴマ教室の開催もお願いされたんです。
私、そこらじゅうでベーゴマに関連したイベントをやってますからねえ。
ところが、試合に負けた子は帰っちゃうので、ベーゴマをやる子はその後も試合がある強い子ばっかりなんです。
でも本当に強い子ってなんとなくわかるんですよ。
ベーゴマはへたくそなんだけど、いっしょにやっていても、いい意味で大人にぜんぜん媚びないというか、堂々としている。
大人でも何かを極めた人って一種独特なオーラを漂わせていることってあるでしょ。
ちょっと大げさだけど、それに近い感じかな。
そういう子がね、何人かいましたよ。その子たちは当然優秀な成績を修めてましたね。
そんなレベルの子たちが相撲をとるんだから面白くない訳がない。一見の価値はありますよ。
ひょっとしたら、将来の横綱の若き日の取り組みを見れるかもしれません。

さて、江東区大会ってのは600人から700人の子供が出場するんですね。
当然、小学生が遠くまで一人では来られないから、親御さんが付き添いで来ます。人によっては家族全員で応援なんてことにもなります。
お昼時なんて、みんな、ビニールシートなんか敷いてハイキング状態です。
そうすると大体2000人は多すぎるとしても1500人ぐらいは人が集まるわけですよ。まあ考えてみると、そこそこの規模のイベントですよね。
江東区大会は特に参加人数が多いそうなんですよ。
この大会って東京農業大学相撲部のみなさんもお手伝いに来てくださってるのですが、彼らがそう言ってました。他の地域大会にもよくお手伝いに行くんだそうなので、そういうこと、わかるみたいですよ。
まあ、このあたりは相撲の聖地、両国や国技館があって、勧進相撲発祥の地の富岡八幡宮(本当かどうかは定かじゃないですよ。第35回『相撲発祥の地』参照)もありますし、相撲部屋もたくさんあります。
相撲にはなじみの深い場所ですから、やっぱり江東区、墨田区あたりの大会は参加者も多くなるんでしょうかね。
普段はあまり感じないけどやっぱり相撲が盛んな土地だったんですね。

もちろん参加人数が多いのはスタッフの方々の長年に渡る努力もあるんですよ。
そのスタッフなんですが、このわんぱく相撲って青年会議所が主催してたり中心になって活動してることが多いんですね。江東区大会もやっぱり青年会議所の方々が要になって一生懸命やっていましたねえ。
その青年会議所の方々というのがびっくりしちゃうような人たちなんですよ。
礼儀はわきまえているし、なかなかしっかりしている。
江東区大会は30回目ということで長年の慣れや蓄積も確かにあるんでしょうけど、やたらと作業の手際がいい。
しかも立つ鳥後を濁さずじゃないけど、最後の後片付けにまでも念がいっている。
例えば、会場は拭き掃除までしてきれいにします。
また、この日は喫煙所がなかったものだから、たばこ吸う人は会場の外に出て吸っちゃうんですね。
吸殻の掃除をかなりの広範囲までします。自転車で来た人のことも考慮して、ちょっと離れた駐輪場までも徹底してやります。
私もけっこういろんなイベントには関わっていますが、なかなかこういう細かいところまで気を配るスタッフって多くないですよ。

わんぱく相撲というのは地域の方々の協賛によって成り立っている部分が多いのですが、こういう何の見返りがある訳でもなく一生懸命やっている人たちのところって自然と賛同者が増えるんじゃないでしょうか。
特に下町って、銭金抜きにして心意気に対して援助するような、いわゆる昔ながらの旦那衆みたいな人ってまだまだいると思うんですよ。そんな土地柄ですから、そういう粋な人たちなんかもけっこう後押してくれてるんじゃないのかなあ。
下町のわんぱく相撲が他より盛んな理由って、そういうところにもあるのかもしれませんね。

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