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元さんのとっておき
■第94回『東京アパッチ』
06年04月27日
日本にバスケットボールのプロリーグができました。知っていました?
私もあるきっかけがなければ知らなかったかもしれません。
まあプロリーグって言っても、野球やサッカー、それとバレーボールなんてのはよく耳にしますが、他はあまり聞きませんよね。
バスケットもごたぶんにもれずまだそれほど知名度がありません。
まだ昨年の11月に実業団バスケットから独立して発足したばかりですからね。
サッカーは「Jリーグ」、バレーは「Vリーグ」といいますが、バスケットは「bjリーグ」といいます。
来年は8チームになるらしいですが、現在、球団は6チーム。仙台、新潟、埼玉、東京、大阪、大分に球団があります。
そして東京にある球団というのが江東区の有明コロシアムを本拠地とする「東京アパッチ」です。

何度か私も試合を見に行ってますが、これがなかなかおもしろい。
私自身があまりバスケットの試合を見たことがないせいかもしれませんが、ダンクやアリウープなんかが決まると結構感動します。
また、「Vリーグ」なんかは試合前にジャニーズの子達が歌ったりして盛り上げてますが、「bjリーグ」も試合以外の部分でけっこう演出があったりして楽しめるんです。
1番印象的なのは会場にリズム感があるってことかな。
DJっぽいおにいさんとかダンサーのおねえさんがしょっちゅう、踊ったり、ラップでも口ずさむように喋ったりしています。
このDJのおにいさんが、実は試合の実況中継もしています。実況中もやっぱりマイク片手に、踊ったり、ラップ調に解説したりしています。
バスケットってある意味、他のスポーツよりリズム感があるスポーツですから、これはこれで合っているんでしょうね。

ところが、このおにいさん、観客全員に対して実況中継してるのも関わらず、実は東京アパッチ寄りな人なんです。
味方チームが優位に立つと観客に応援を促しますし、相手チームが優位に立つとブーイングを促します。
このbjリーグができて私は東京アパッチの広報の方と知り合う機会がありました。
「これってある意味、フェアじゃないんじゃないの」
ある時、彼に訊いてみました。
「そのかわり、相手チームのホームでは我々が逆の立場になるんだよ」
それが答えでした。
なるほど、フェアとかそういうことではなく、そういうシステムのスポーツで、そういう風に楽しむものなんですね。
地元の人が応援しやすい状況をつくるということは、地元ファンが増えるということにつながります。
そして球団自体も地元を大切にしようとしているんでしょうね。広報の方と話していてもそれは感じますよ。
例えば、月島のもんじゃタウンや、門前仲町商店街、亀戸のサンストリートあたりとは随分と懇意にしてるみたいですし、江東ケーブルテレビでは番組ももっています。
Jリーグなんかも地元重視っていうふうに見えませんか?まさにああいう感じですね。
まあどっちにしても、他のスポーツに比べて、よりホームとアウェイとの差が現れるスポーツみたいです。

bjリーグのシーズンは11月から翌年の4月までです。
公式戦はもう終わってしまったんですが、実は4月29、30日に有明コロシアムでプレーオフがあるんです。今度の土曜、日曜日ですね。まあひらたく言えば決勝トーナメントです。
29日はシーズン1位対4位、2位対3位で行われる準決勝、30日は29日の勝者で行われる決勝戦および3位決定戦の試合があります。
公式戦3位の東京アパッチももちろん出場権があります。
JリーグのFC東京も同じ江東区の猿江にグランドがあるけど、練習グランドみたいな感じになっちゃってて、やっぱり本拠地は調布なんだなって気になります。
せっかく地元にできたプロチームです。あなたも応援に行ってみませんか。

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